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はじめてのJavaプログラム

Eclipseを利用して、「こんにちは、世界!」と表示するだけの簡単なアプリを作成してみましょう。Eclipseの基本的な使い方を理解すると共に、Javaアプリの文法を概観します。

[1]Eclipseを起動する

Eclipseは、Pleiadesを展開した/pleiadesフォルダー配下の/eclipseフォルダーからeclipse.exeをダブルクリックすることで、起動できます

※よく利用するものなので、右クリックし、表示されたコンテキストメニューから[タスクバーにピン止めする]を選択しておくと良いでしょう。これによって、Eclipseのアイコンがタスクバーに常駐しますので、すぐ起動できます。

[Eclipseランチャー]ダイアログ

まず、[Eclipseランチャー]ダイアログが表示され、ワークスペースの保存先を訊かれます。#ワークスペース#とは、プロジェクトを保存するための作業用フォルダーです。#プロジェクト#とは、開発するアプリをまとめる器のことです。 デフォルトでは/pleiadesフォルダー配下の/workspaceフォルダーとなっていますので、これで問題なければ、そのまま[OK]ボタンをクリックします。

[2]プロジェクトを作成する

Eclipseが起動すると、以下のような画面が表示されます。

▲Eclipseの初期画面

まずは、アプリの器となるプロジェクトを作成しましょう。メニューバーから[ファイル]-[新規]-[Javaプロジェクト]を選択してください。

[新規Javaプロジェクト]ダイアログ

[新規Javaプロジェクト]ダイアログが表示されますので、[プロジェクト名]に適当な名前を入力してください。本稿では「mynavi」とします。また、[実行環境JREの使用]が選択されており、バージョンは「JavaSE-1.8」が選択されていることを確認しておきましょう。他は、すべてデフォルトのままで構いません。
[完了]ボタンをクリックすると、Javaプロジェクトが作成されます。パッケージエクスプローラーというビューに、作成されたプロジェクトが表示されますので、確認しておきましょう。

▲プロジェクト作成直後のパッケージエクスプローラー

パッケージエクスプローラーは、いわゆるEclipse上でのエクスプローラーで、プロジェクト上のファイルにアクセスしたり、ファイルをを追加/削除したりするために利用します。

[3]クラスを作成する

Javaでは、プログラムを#クラス#という単位で作成します。クラスとは、アプリの中で特定の役割を担うかたまりとなるものですし、Javaアプリとは複数のクラスの集合と言っても良いでしょう。
クラスを作成するには、メニューバーから[ファイル]-[新規]-[クラス]を選択します。

▲[新規Javaクラス]ダイアログ

[新規Javaクラス]ダイアログが表示されますので、以下の表のように、必要な情報を入力してください。

Javaのバージョン
項目 パッケージ 名前
設定値 com.example.mynavi Hello

public static void main(String[] args) チェック

▲[新規Javaクラス]ダイアログの設定値

パッケージとは、クラスを分類するための入れ物のようなものです。パッケージは「mynavi」のようにすることもできますが、一般的には、この例のように「com.example.mynavi」とドット区切りの階層構造で表すのが基本です。命名に際しては、他のライブラリとの重複を避けるために、ドメイン名を逆にしたもの(ここでは「com.example」)を頭に付与するようにしてください。
クラスの名前は、頭大文字のCamelCase形式(単語の区切りが大文字)で表すのが基本です。
「public static void main(String[] args)」は、mainというブロック(メソッド)を生成するかどうかを指定します。mainメソッドは、プログラムを起動したときに最初に呼び出されるコードを表します。
入力できたら、[完了]ボタンをクリックします。パッケージエクスプローラーから/src/com.example.mynaviフォルダー(*)配下にHello.javaができていることを確認してください。

▲新規のクラスを追加した(パッケージエクスプローラー)

※あくまでパッケージエクスプローラー上の表記です。物理的なフォルダーは、/src/com/example/mynaviフォルダーとなります。

[4]コードを入力する

コードエディターに、自動生成されたクラスの外枠が表示されますので、以下のようにコードを追加してください。

Hello.java

// (1)パッケージ宣言
package com.example.mynavi;

// (2)クラス宣言
public class Hello {
  // (3)メソッド宣言
  public static void main(String[] args) {
    // (4)文
    System.out.println("こんにちは、世界");
  }
}

コードの大まかな流れについて説明していきます。

(1)パッケージ宣言

先ほども説明したクラスを分類する入れ物です。package命令で、ソースコードの先頭に記述します。

(2)クラス宣言

クラスを宣言するには、class命令を利用します。

class命令

class 名前 {
…メンバーの定義…
}

{…}で囲まれた部分のことをブロックと呼びます。ブロックが示すものは、その時どきで異なりますが、class命令であればクラスの外枠を表します。 classブロックの中では、クラスに持たせるデータや機能を定義します。これらデータのことをフィールド、機能をメソッド、また、両方を総称してメンバーと言います(※)。

※正しくは、メンバーにはコンストラクター、初期化ブロックなどもあります。

なお、「class」の前の「public」は#アクセス修飾子#と呼ばれるもので、定義したクラスがどこからアクセスできるかを表す情報です。publicは、クラスがどこからでもアクセスできることを表します。

(3)メソッド宣言

ここでは、代表的なメンバーとしてメソッドを定義しています。メソッドの具体的な構文については、あとで「メソッド」項で説明しますので、ここではmainという名前のメソッドを定義していると理解してください。
一般的に、メソッドには自由な名前を付けられますが、mainというメソッドだけは特殊で、アプリの開始位置を表します。Javaはアプリを起動したときに、まずmainメソッドを探して、その配下のコードから実行するのです。このようなメソッドのことをエントリーポイントと言います。
以降の例でも、まずはmainメソッドの配下にコードを書いていきます。

(4)文

メソッドブロックの配下は、ひとつ以上のから構成されます。たとえば、この例であれば、「System.out.println(“こんにちは、世界”);」がひとつの文です。System.out.printlnは、指定された文字列(ここでは「こんにちは、世界」)をコンソールに出力しなさい、という意味です。 文の末尾は、必ずセミコロン(;)で終わらなければならない点に注意してください。つまり、セミコロンで区切れば、1行に複数の文を書くこともできますし、セミコロンを書かなければ複数の行に跨っていても、ひとつの文であると見なされます。

[5]コードを実行する

以上を理解できたら、アプリを実行してみましょう。パッケージエクスプローラーからHello.javaを右クリックし、表示されたコンテキストメニューから[実行]-[Javaアプリケーション]を選択してください。
ファイルを保存していない場合には、ファイルを保存するかどうかを聞かれますので、保存してください。ソースコードがコンパイル&実行された結果、[コンソール]ウィンドウに以下のように文字列が表示されれば、コードは正しく動作しています。

▲実行結果([コンソール]ウィンドウ)

以上が、基本的なJavaアプリ作成から編集、実行までの流れです。以降、サンプルを実際に試す場合にも、以上のような手順で進めてみてください。

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