コレクションフレームワーク
コレクションフレームワークとは、コレクション(オブジェクトの集合)を操作するために用意されたJava標準のAPIです。用途に応じて、リスト(List)、Set(セット)、Map(マップ)、Queue(キュー)といったインターフェイスを使い分けることができます。以下に、それぞれのインターフェイスに属する主な実装クラスをまとめます。コレクションフレームワークの実装クラスは、[実装スタイル][インターフェイス名]の形式で命名されています。
コレクションフレームワークの主な実装クラス | ||
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インターフェイス | 実装クラス | 概要 |
List | ArrayList | 可変長配列 |
LinkedList | リンク構造のリスト | |
Set | HashSet | 要素の集合(順不同。重複は不可) |
TreeSet | 要素の集合(キーでソート。重複は不可) | |
Map | HashMap | 基本的なマップ |
TreeMap | キーにより要素をソートしたマップ | |
Queue(Dequeue) | ArrayDeque | 両端キュー |
その他、Vector、Stack、Hashtableなどのクラスもありますが、これらはコレクションフレームワークが登場する以前に提供されていた古いクラスです。現在では利用すべきではありません。