データベースに接続/切断する
- public static Connection getConnection(
- String url, String user, String password) throws SQLException
- url:データベース接続文字列
- user:ユーザー名
- password:パスワード
データベースを操作するためには、まずはデータベースに接続しなければなりません。これを行うのは、DriverManager#getConnectionメソッドです。
データベース接続文字列(引数url)は、一般的には以下の形式で表します。
jdbc:subprotocol:subname
subprotocolには、接続先のデータベースを識別するための文字列を指定します。MySQLであればmysqlですし、Oracle Databaseであればoracleです。
subnameは、接続先のデータベースに依存しますが、MySQLの場合であれば、以下のように表します。
//ホスト名/データベース名[?属性情報]
属性情報には、serverTimezone(タイムゾーン)、useUnicode(Unicodeを利用するか)、characterEncoding(利用する文字コード)、useSSL(暗号化通信を利用するか)などの情報を指定できます。
引数user/passwordは、データベースに接続する際に利用するユーザー名/パスワードです。本稿であれば、「データベースの準備」項で設定した情報を指定します。
SqlConnect.java
package com.example.mynavi.sql; import java.sql.Connection; import java.sql.DriverManager; import java.sql.SQLException; public class SqlConnect { public static void main(String[] args) { try (Connection db = DriverManager.getConnection( "jdbc:mysql:⁄⁄localhost/sample?serverTimezone=JST&useUnicode=true&characterEncoding=UTF-8&useSSL=true", "root", "12345")) { System.out.println("接続しました。"); } catch (SQLException e) { System.out.println("接続エラー:" + e.getMessage()); } } }
接続しました。
データベースを利用する際には、必ずtry-with-resources構文で宣言してください。これによって、tryブロックを抜けたところで、自動的に接続が解除されます。切断されずに残った接続は、そのままガベージコレクトで破棄されるまで維持され、接続を逼迫する原因にもなりますので、注意してください(これを接続リークと言います)。