Javaとは
以下に、Java言語の主な特徴をまとめます。
(1)オブジェクト指向言語であるオブジェクト指向とは、アプリケーションの中で扱う対象をオブジェクト(モノ)と見立てて、その組み合わせによって機能を作り上げていく手法のことを言います。Javaに限らず、多くのプログラミング言語がオブジェクト指向に則って設計されています。
つまり、Javaを学ぶということは、他の言語でも活用できる汎用的な知識を得るということでもあるのです。
名前が似ているので混同されがちですが、JavaScriptとはまったくの別ものです。Javaは専用のJava仮想マシンで動作しますが、JavaScriptは主にブラウザー上で利用する簡易なスクリプト言語です。
(3)プラットフォームに依存しないJavaのプログラムは、Java仮想マシンで動作する中間コードに変換された上で動作します。プラットフォーム固有のネイティブコードを生成しませんので、アプリケーションが特定のプラットフォームに依存しません。そのプラットフォームに対応した仮想マシンさえあれば、Javaのプログラムはどこででも動作します。この性質を「Write Once, Run Anywhere」と言います。
(4)ガベージコレクターがメモリーを自動管理Javaではガベージコレクターと呼ばれるしくみが用意されており、使われなくなったメモリーを自動的に解放してくれます。このため、メモリーの解放忘れによるメモリリークと呼ばれる問題も原則として発生しません。また、開発者がメモリーの解放を意識したコードを記述しなくて良いため、開発生産性が向上します。